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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

ハリボテの帝国(5月28日木曜日、晴れ)

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ショック・ドクトリンとは、2007年にカナダのジャーナリストによって示された概念で、要するに天災や政治的緊張などの危機的な状況を利用して、権力のやりたいように統治のシステムを変えてしまうことですが、今回の新型コロナウイルスを通じて世界を見てみると、もはやショック・ドクトリンなどはもう逆立ちしてもなし得ない、古臭い陰謀史観なのかもしれないと思います。

香港が、中国共産党の圧力を受けていますけれど、もはや武力弾圧なんてなかなかできないし、国家権力のあらゆる悪事は、ネットを通じて世界にだだ漏れしてしまうので、香港の動乱は逆に、収まりがつかないまんま中共そのものを逆に揺るがすことになるのではないかと、私は見ています。今回のコロナショックで仕事を失った何億人という規模の中国人民が蜂起すれば、もはや誰もそれを制圧できません。

インターネットとSNSの浸透によって、国民国家という共同幻想が、もはやイデオロギーなどではなく、取るに足らない単なる幻想であることが、証明されてしまいました。今回の新型コロナウイルスを、邪悪なショック・ドクトリンに悪用している国民国家は、ハンガリーや北朝鮮を除いて、もはやほとんどなく、むしろ、日本以外の多くの先進国では、国民ひとりひとりの生活権こそが、最優先で守られる傾向がでてきました。そうしないと政権が持たないからです。もはや、国家あっての国民ではなく、国民あっての国家へと、世界の常識は変わりつつあるようです。安倍政権の支持率がどんどん落ちているのは、この不可逆的なトレンドに、官邸が無頓着だからだと思います。都知事選前後に、安倍内閣退陣の可能性すらあると思います。

私も、緊急事態宣言が出るまでは、今回の危機に乗じて官邸が、好き勝手なショック・ドクトリンを、おどろおどろしくかましてくるのではないかと、かなり心配していたのですが、すっかり杞憂に終わりました。彼らがマスメディアやソーシャルメディアを監視しているなどと言っても、しょうもない木っ端役人が、Twitterの書き込みをウォッチしたり、モーニングショーをディスるツイートをするだけの威嚇行動ですし、ハリボテの権力は、まともにもはや権力を行使できない、単なるお飾りであることが、すっかりバレてしまいました。2000年代に2ちゃんねるが全盛だった頃、会社の人事や広報担当の若い社員が出社して、アサイチに最初に必ずやらされる仕事が、自分の会社についての、2ちゃんねるの書き込みをプリントアウトすることでしたけど、新型コロナにおけるメディア監視など、これと大差ありません。ヘタレによる、お粗末な威嚇デモンストレーションごっこです。

いま起きつつある日本の複合的な崩壊とは、ソビエト末期の、社会主義イデオロギーという幻想の解体と、かなり近いと思います。日本政府などは、徹頭徹尾、うちわだけのしょぼい権力ごっこに過ぎないことが、思いっきりバレてしまいました。政財官学マスメディア、丸っと使えない壮大な仕事ごっこ、組織ごっこでした。日産が今日、膨大な赤字決算を出しましたが、これはほとんど、長州出自の軍産複合体としての、満洲重工業開発の長い終わりの始まりだろうと思います。

こう言ってはなんですが、緊急事態宣言は、そっくりそのままムダだったと思います。なにしろこれは、蓋を開けてみれば、全然ショック・ドクトリンでさえなかったわけで、国民の生存権の侵害という、真綿で弱者の首を絞める経済的なジェノサイドでしかありませんでした。

自粛と自助という、権力にとってのゼロコストを、コロナ対策と言い張る官僚内閣制とは、虚しい権力もどきによって嘘で塗り固められたなんちゃっての正義、あまりにも荒唐無稽で、なおかつ恥ずべきご飯論法でしかない、強弁の無限リフレインでしかありません。もはや誰もそれを、まことだとは信用しておらず、国民からは殆ど総スカンされている状態です。そうなんです。権力というものが、実はこわくもなんともないスッカスカの、実はなーんにもないがらんどうであることが、バレてしまいました。

日本で絶対的な権力だと幻想されていたものが、ただの真空であることが見透かされて、政財官学マスメディアの支配構造すべてが、神通力を失います。どこかの役員が、クライアントの役員と、一対一でリモート会議をしたいので、秘書に、ZOOMかティームズで先方と調整してほしいと指示した話が笑えます。役員は、カメラなし、音声だけで良いというのです。その秘書はしばらく沈黙して、こう言いました。そのお話は、電話がよろしいかと。

極東のソビエトに過ぎない政財官学マスメディアの会議など、オンラインでもオフラインでもほとんどムダです。無意味さというレベルでは、大きな違いはありません。彼らにとっての会議の本質は、相互監視です。抜け駆けを互いに見張っているだけです。無限に続く、妬み、ひがみ、恨みの連鎖こそが、日本の軍産複合体組織の大前提です。

課長は己が部長ではないことに妬み、ひがみ、恨み、部長は己が本部長ではないことを、本部長は己が役員ではないことを、役員は己が社長ではないことを、妬み、ひがみ、恨んでいます。では、社長はそれがないかといえば、全然そんなことはなく、クソな会社であればあるほど、屋上にさらに幾重もの屋根が重なっています。極東のソビエトとは、極東の男の腐った無限ミルフィーユなのです。

そしてその腐った男のミルフィーユを取り外してみると、その下には無数のコメツキバッタの佃煮が、みっちみちと敷き詰められているのです。コメツキバッタの佃煮部分は、新型コロナウイルスによる大恐慌で、ごっそり取り除かれてゴミ箱行となるかもしれませんが、では腐った男のミルフィーユで、何か有効な延命策が執行されるかというと、全くその可能性も低いと思います。つまり、1991年のソビエトのような、総崩れとなります。

ソビエトと同じく、法の奴隷、言葉の自動機械、としてここまで来てしまったサラリーマンたちは、もはやつぶしのきかない頭の固い役立たずとして、野に放たれることになります。でも、それでいいのです。山一證券みたいに、テレビで廃業を知らされるサラリーマンが私も含めてこれから増えると思います。でも、会社都合退職なら、なんとでもなります。

とにかくやばいのは、考えることをやめて、いつまでも茹でガエルの茹でられ競争をしている愚かな人々で、私の見立てでは、彼らはすっかり茹でられすぎて、鍋のなかはもはや乳化してしまっており、原型をとどめていません。まずは全身の痛点を取り戻して、鍋の外へと飛び出すことです。戦後の混乱期のような、何でもありの時代になると思いますので、常識なんて通用しません。己の思考力と創意工夫で、匍匐前進あるのみ、面白い時代がもうすぐそこまで来ています。

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