kindle, 手ぶら, iPhone, 禁酒,ウォーキング,禁煙,断酒,ダイエット,断酒,ノンアルコール,Evernote,ライフハック,読書.音声入力

徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

新しい戦後社会のはじまり(5月27日水曜日、晴れ)

f:id:Mushiro_Hayashi:20200527205142j:image
世の中のニュースや報道番組、あるいはワイドショーが、ほとんどエンドレスの街頭インタビュー番組になってしまいました。有名な商店街や繁華街にいる人々の一様な不安や、戸惑いの声を適当に拾ってきて、それをもっともらしくつないで、あたかもそれが現実そのものであるかのように、垂れ流す構成です。これは、リアリティ番組とほとんど大差のない、恣意的なつくりです。時々、街頭インタビューの一般人を装って、プロの一般人が雇われている場合もあって、同一人物のシロウトさんが、あちこちのインタビューに答えていたりします。

街頭インタビュー専門の、人材派遣業のような商売があるのかもしれません。新橋のSL広場には、サラリーマン風の劇団員、戸越銀座商店街には、若いファミリー風の劇団員、などなど、撮れダカマックスの茶番インタビューをじゃんじゃん収録できる役者を派遣するプロダクションが、すでにあっても、ぜんぜんおかしくありません。

報道番組も、リアリティ番組も、重要なのは、最もらしい、問わず語りです。ゴンベンの語りなのか、ウマヘンの騙りなのか、よくわかりませんが、いかにも最もらしい自白、告白、ナラティブが、最近のリアリティ・コンテンツには、欠かせないものになってきています。そのかわり、放送局の人間自身が、主張や意見を語ることが、ほとんどなくなりました。放送局にいる学歴エリートの意見はほとんど表明されなくなり、街の一般人や、ググると上のほうに出てくる専門屋や、政治家や、よしもと芸人などだけが、もっともらしい意見をつぶやいて、逆にマスメディアの学歴エリートだけは、ほとんど完全なだんまりを決め込んで、ノーリスクで彼らが言いたい筋書き通りのリアルっぽい声をつなぐ、構成になっています。

言論っぽいものを、一般人の意見として代弁させるやり方そのものが、悪質なやらせであり、それはもうほとんど、草の根のファシズムではないかと、私は思います。不気味なのは、科学的な根拠がほとんどないのに、日本すごい、みんなのチカラだという、薄っぺらいプロパガンダがこれでもかと、止まらないことで、自粛という同調圧力を煽りに煽って、ライブハウスやナイトクラブやパチンコなど特定の業種だけを、なんの補償もしないまんま、破滅に追い込んでいるこの国特有のファシズムに、戦慄が走ります。日本式でコロナを封じ込めたなど、政府の自画自賛なぞは笑止、寝言は退陣してから言え、と心の底から思います。

田原総一朗が、「実は(日本の大企業経営者たちは)、このままでは日本の雇用制度は10年もたない、いや多くの大企業そのものが、10年持続できない、という点で一致している」などといまさら言っていますが、いま起きていることは、ヒエラルキー型のピンハネ構造そのものの蒸発みたいな現象であって、コロナはそれを加速しているに過ぎません。

行政と民間をそもそもわけて考えても仕方なく、日本の経済産業は官民丸っと断末魔です。なにしろ、マスク2枚もまともに配れないのだし、10万円配るのにも郵送でしかオペレーションできないのですから、ITそのものが日本にはないということが、はっきりとわかりました。日本というシステムそのものが、ガーファの単なるユーザーでしかなく、競争力のある産業はもはやほとんど残っていません。

これはソ連の解体に近いのではないかと思います。官僚と一体化した国営企業が、市場でカネを稼ぐことができなくなり、パソコンで言うとOSそのものを全取っ替えしないと、もはやプログラムがなにひとつ動かない、システムダウンの状況に近づきつつあります。私がいま恐れているのは、とてつもない世界恐慌と、おそるべき物価上昇が同時に起きる、スタグフレーションです。新型コロナウイルスの緊急事態は収まっても、需要そのものが消滅して信用収縮の進むリスクはこれからが緊急事態ですし、南半球の感染はますます活性化しています。

新興国の信用不安や、食糧危機などの緊急事態も、これからです。毎日似たような街頭インタビューしか垂れ流さないので、国民には全く危機感はありませんが、来年の今頃どころか、今年の秋以降さえ見通せないのが、後退国の日本が直面している厳しい現実です。

いまからやってくる現実は、要するに二度目の敗戦ではないかと思います。冷戦のどさくさでフリーズしていた第二次世界大戦の敗戦と、戦後の経済的な総力戦の敗戦の、ダブルパンチです。本来ならば1945年に完全に味わっておくべきだった敗戦の苦労が、複利の巨大債務となって、令和の日本に襲いかかるかもしれません。荒れ果てた城を照らす月、荒城の月です。

田原総一朗が言うまでもなく、名の知れた大企業から先に潰れていくと思いますが、私などにはむしろ、それらの解体とは、朱子学カルトからの自由放免の大号令になると思います。大きな声では言えませんが、自分の勤めていた会社が潰れる経験なんて、人生にそんなに多くありません。東京オリンピックも恐らくできないし、己の勤務先も潰れたりすれば、間違いなく人生最大の波乱になると思います。

そんなビッグイベントは、うきうきわくわくしながら、乗り越えていくのが良いのではないかと思います。会社を懲戒解雇されるよりも、会社そのものが潰れてしまったほうが、同情されやすいですし、なんと言ってもストーリーとして強力です。言い過ぎかもしれませんが、倒産に巻き込まれたら、それはむしろおいしいのかもしれません。

今回その無能ぶりがバレた、官僚システムの完全ダウンは、大企業のシステムダウン、ポピュリズムによる政治的混乱、教育の停滞、治安悪化などへとつながっていくかもしれません。まあ一寸先は闇ですから、もはや闇鍋でも楽しむようなつもりで、毎日を生き生きと過ごしていきたいと、思っています。

不確実性が増すと、不謹慎にもウキウキしている人、よく見渡すとけっこういらっしゃいます。私もその一人かもしれませんが、そういった方々と連絡を取り合って、すきあらば古いシステムを完全破壊するように、私も己の動物的な方向感覚を、毎日の踏み台昇降とスクワットで磨き上げたいと、いつも考えています。新しい戦後社会のはじまりです。

ブログと同じ内容を、Youtubeでも。

徒手空拳日記チャンネル - YouTube