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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

「バカな」と「なるほど」(5月26日火曜日、雨)

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どうやら世の中の図書館は、6月までは開かないみたいで、開いても暫くはすぐに閉まってしまいそうで、22時とかの閉館時間まで、図書館に引きこもる楽しみは、まだ当分先になりそうです。防水ウォークマンに、Kindleの読み上げ音声ファイルをダウンロードして、散歩の時に聴けるようにしました。銭湯サウナは7月くらいかなと思っています。少しずつ、やりたいことをやれるように、手足を伸ばして行きたいと思っています。ある研究によると、人がいろいろなことを習慣にするまでに、必要とする時間はだいたい66日間という説があるらしく、これが正しいのだとすれば、日本でかれこれ4ヶ月近く続いたコロナパニックで、色々なことが、結果的に習慣として定着してしまったかもしれません。

コロナの禍を通じて、日本人に定着した新しい習慣は、なんでしょうか。大きいもの3つを言えと言われれば、私がまずひとつ目にあげるのは、ユビキタスという習慣です。ユビキタスはラテン語で、いつでもどこでも存在する、という意味です。日本でももう四半世紀以上、ユビキタス・コンピューティングとか言われてきましたが、その名ばかりの絵にかいた餅みたいなものが、いきなり、リアルな餅として腹落ちして、習慣化したと思います。ユビキタスとは、みんながみんなの心のなかにいる状態です。直接会わなければ失礼だとか、この手で届けてこそ真心とか、そういった意識が絶対ではなくなりました。この変革は世界で同時に起きたものですが、日本人にはとてつもない新習慣となります。

2つ目に定着したのは、他人との間遠さです。他人を見たらコロナと思え、の感覚が、ほとんど習慣化しています。前方30メートルくらいで向こうから人がこちらへ歩いてくるのに気づくと、どちらかがかなり早めに、近くでのすれ違いをよける動きをするようになりました。日本人はハグやキスのような、人となかなか直接は触れないものの、つかず離れずの、肉薄は好んでする民族ですが、その肉薄を避けるようになりました。このことが、これからどういう影響を持つのか、よくわかりませんが、コミュニケーションのルールが、大きく変わるかもしれません。

3つ目の定着は、個人主義です。ステイホームすればするほど、社会と自分、家族と自分、いまの自分と未来の自分のことを嫌でも考えるようになりました。夏目漱石が明治時代に考えていた個人主義を、あらゆる人が考えることになりました。己はこれでいいのか、これからどうするべきなのか、ユビキタスになり、他人と間遠になると、海水の中にある一滴の水である私個人のことを、あーでもないこーでもないと、己について思索する習慣が、あらゆる人に生まれたと思います。

今回は、第二次世界大戦以来の変化なので、これは捨てたかったものを捨てたり、やめたかったことをやめたり、変えたかったことを変えることのできる、千載一遇のチャンスかもしれません。捨てたい理由、やめたい理由、変えたい理由を、すべてコロナにかこつけることができる訳です。これは考えようによってはとてつもない節目になるかもしれません。例えば、くだらない儀礼を断わる千載一遇のチャンスです。サラリーマンでありながら、儀礼スルーがOKというのは、とてつもないボーナスチャンスです。

出張も、接待も、ほとんどなくなります。コロナの前から、私は出張も、接待も、矢鱈と時間が奪われるので嫌いでしたが、コロナや経済危機にかこつけることができますので、渡りに船です。コロナがたとえおさまっても、大恐慌ならば経費削減となり、サラリーマンに許されていた無駄な経費は、ことごとくカットされてしまうと思います。空気を読もうにも、空気を読むための舞台そのものがなくなりますので、仕事のやり方そのものが、大きく変わります。

もしかすると、社会人という、よくわからないシステムから、今回は本格的に降板できるかもしれません。仕方ないな、こんなもんかなと思っていた当たり前が、当たり前ではなくなるなんて、私はちょっと浮足立ちます。

来年の今頃は、いま勤めている会社がないかもしれないし、私自身も引きこもりみたいになっているかもしれません。こうでなければならない、という相互監視がお留守になって、自由度の高い乱世になると思います。お立場ご身分が、価値を失いつつあります。社会人をとっくにやめている私からすると、乱世に紛れて、好き勝手に生きても、あまり目立ちません。

己自身、これから何をしたいか、最近よく考えます。私達は未来へと向かって一定の速度で変わっていくのではなく、急な変化と、ぶり返しを繰り返して、未来へと向かっていると思います。そういう意味で、2010年代とは、逆流の10年だったわけで、それは社会も世相も、妙に保守的で無責任な、変化に抵抗する10年だったと思います。一気に淀みなく、流れが加速する、アフターコロナは多分、反2010年代運動の様相を呈するのではないかと思います。抵抗勢力が総崩れとなり、世代交代が確実となる、そのことがはっきりしてくるのではないかと、期待しています。

それから、生きることそのものについて、make it simpleを突き進みたいです。コンプレックスから自由になって、素直で、素朴で、簡単なものを大切にしたいです。

シンプルの語源は、同じように折ること、らしいのですが、要するに、ルールを簡単にして何でもそのルールでOKにしてしまうことだと思います。中崎タツヤさんが、やたらともののない仕事部屋を実現できているのは、彼のアウトプットである作品そのものが、きわめてシンプルだからで、シンプルというのは戦略そのものであり、ディテールでもある、そういうフラクタルなものだと思います。

それからやはり、サラリーマンというシステムがこれから本格的になくなると思いますので、深沢七郎の今川焼き屋みたいな、ナリワイをできるだけ多く見つけたいと思います。まあもともと、サラリーマンやめてもう20年くらい経っているわけで、サラリーの打ち止めを甘んじて受け入れながら、しぶとく生き残れる方法を、あーでもないこーでもないと考えます。

戦略が突き抜けて面白ければ、それで既に勝ちというのは、楠木建さんの「ストーリーとしての競争戦略」の受け売りですが、要するに一見すると「バカな」と思うのに、よくよく話を聞いてみると「なるほど」と思うような、面白いナリワイをみつけることです。この、「バカなとなるほど」は、私の目指す生き方そのものでもあります。

 

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