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徒手空拳日記

人の行く裏に道あり花の山

3月31日火曜日、曇り

世の中は、まだまだコロナとの戦いとやらに、絶対勝つぞ、エイエイオーモードなので、世を忍ぶ、仮の姿で仕事しているフリをしていると、びっくりするくらい世の中は、もうすぐにでも、今までどおりに戻れる前提での、非科学的な正常化バイアス、これからも朱子学カルトで元気に明るくちょっぴりエッチで、ガッチリ儲けますモードなので、まだそんなこと言ってんの、バカじゃねえの、と内心薄ら笑いになってしまいます。大したことないと盲信している彼らとは、いまから3か月くらい時が経つまで、コミュニケーションしても、意味がありません。

朱子学カルトの社会人が、未練がましい仕事ごっこ、組織ごっこを続けているから、居酒屋もキャバクラもパチンコ屋も平常営業を続けてきたわけで、検査もろくにせず、じりじりと死者が積み上げられていく日本全体が、世界から見ると、もはや不気味な国にしか見えません。

1945年8月14日の帝都東京でも、原子爆弾に怯えながら国民酒場で酔っ払っていた人だって、連合国との戦争にカタチだけは勝つつもりで、いまとおんなじ、正常化バイアスに因われていましたので、誰かがちょっとでも負けをほのめかすことを口にすれば、「貴様、日本が負けると言うのか」なぞと罵られ、思いっきり非国民扱いされていました。アメリカの同時多発テロ事件とか、地下鉄サリン事件とかならば、ビジネス・アズ・ユージュアルも、権力者のポジショントークとしてよくわかるのですけれど、今回の新型コロナウイルスは、最終的かつ、不可逆的かつ、普遍的な人類の常識の塗り替えだと思います。

いまこの苦しみを、最終的かつ、不可逆的かつ、普遍的な人類の常識の塗り替えだと認められないと、人間関係もぎすぎすしますし、要らぬストレスもたまります。多くの日本企業はもはや、己がゴーイングコンサーンではない、という事実をまだ認められなくて、いらいらしながら右往左往しているのが、現状です。もはやこれは、否認の病、つまり依存症ではないかと思います。何の依存症かと言えば、ドーパミンによるハイテンション依存症です。今この時点で、あまりにも身勝手に東京オリンピックの延期日程を決めることも、私に言わせれば、もうありもしないゴーイングコンサーンにむしゃぶりつく、愚かな行いです。

ハイテンション依存症のなかには、もちろんアルコール依存症やニコチン依存症も含まれます。これらの依存症のねっこにあるものは、人間の生理的には同じです。いわば自己評価の肥大化です。幻想の自分を、根拠もなく過大評価しているので、自意識に見合うたっぷりのご褒美があるべきだと、信じ切っています。報酬とは、カネであり、お立場ご身分ですが、要するに脳みそのなかの、ドーパミンの分泌です。体内の宇宙では、どれもみなドーパミン依存症です。

カネもお立場もご身分も、単なる共同幻想ですから、会社が倒産すれば、幻想がいきなり見えなくなり、ドーパミンもピタッと止まります。政財官学マスメディアのインサイダーは、帰属する組織がなくなってしまえば、誰からも、びっくりするくらい、相手にされなくなります。そのことに怯えて、イライラしたり、他人とぎすぎすしている人が、私の周りには、多くなってきていますが、彼らを説き伏せることも出来ませんので、そっと手を離すことにしています。

ハイテンションの報酬系に慣れきってしまうと、突然のドーパミン切れに、パニックが起こります。パニックになると、支離滅裂な、余計なことに執着します。ゴーイング・コンサーンを、守ろうとしてしまいます。日銀が株価を維持するために、大量の株を買い続けている、世界でも日本だけの気の狂った政策は、まだしばらく続くかもしれませんが、やがて彼らは無口になり、そっとどこかへ消え失せるでしょう。

システムが根底から壊れるくらいの大きな変化のなかで、私たちがいまなすべき、最もパワフルな行動は、実は、何もしないことだと思います。終わりかけの何かを、力ずくでなんとかしようとしないことです。先手先手というのも、多くの場合、悪い手でしかありません。今なにかをはじめても、不確実性が大き過ぎて、却って精神を追い詰めてしまうと思います。最悪の事態を想定して、自分と、大切な人の命だけを大切にして、あとは何もしない、これこそが、勇気ある選択です。

ニューヨークの、ブルックリンで大人気だったラーメン店、Karazishi Botanは、新装開店から僅か2週間後に、新型コロナウイルスで営業できなくなりました。失意のオーナーは、悪あがきせず、何もしないことをすぐに決めて、従業員を解雇して、お店を畳むことにしました。一風堂の世界進出を20年間取り組んで、マンを持しての独立でした。開店と共に、行列の出来るお店になったのに、2週間で閉店です。私は、このオーナーの決断こそが、最も賢明な、そして最も強い、何もしないという戦略だと思いました。これまでの頑張りをこじらせたり、ありもしないゴーイングコンサーンを追い求めたり、一発大逆転のホームランを狙ったりしない、最も勇気のある、偉大な決断だと思います。

いまだに非科学的な正常化バイアスにこだわり続けて、日本だけが極めて独自のカルト的な隠蔽工作をやめていません。このまんま行くと、悲惨なことになるでしょう。政財官学マスメディアの狂気につられて、出来もしないゴーイングコンサーンに執着したり、トンチンカンな奇策で却って自滅する人が、身の周りで増え始めている気がします。新型コロナウイルスは、少なくともあと2ヶ月は、世界でも日本でも不確実性は減少しないと思います。日本の政財官学マスメディアなど、知ったことではありません。周りには、あわせるフリだけをしておいて、あとはじっと何もしないことが大切だと思っています。何もしていない人は、懲らしめにくいです。

私が、何もしないことに平気でいられるのは、徒手空拳で、アルコールも、ニコチンも遠ざけて、小さい集団の、弱い人間関係で、バラバラで生きていくことのほうが、正解に近いのではないかと、この3、4年ずっと考えてきたからですが、いまのところは、この仮説は、そんなに間違っていないかなと思っています。はからずも、これからの新しい戦略として、意外と行けるかもしれないとすら思います。いまは何もしないこと、息を詰めてじっとしていることこそが、人のゆく裏に道あり花の山、です。

*Googleの音声読み上げ技術によるYouTube「徒手空拳日記チャンネル」はじめました。

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